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耐震診断 by 宮崎
あっと言う間に4月になりました。
元日に起きた能登半島地震からまる3か月経ち、被災地の状況はメディアの報道もないのでどのようになっているのか詳細はわかりませんが、おそらく未だに大変な生活を送っているものと推測します。
一日も早い復旧・復興されることを望みます。
「我が家の耐震」についての相談が増えています
さて地震直後から思っていた通り、私たちの地域でも「我が家の耐震」について真剣に考える方が増えてきていると実感しています。
2月に担当だった「柏市木造簡易耐震診断相談会」では1日10組予定が早くから埋まり、新年度も恐らく毎回いっぱいになりそうな予感です。
そんな中、私のところにも2月頃から耐震診断の問い合わせやリフォームを含めた改修のお話を頂くようになっています。
耐震診断については何度かお話していますが、ここで再度。
耐震診断にも種類があることをご存じですか?
簡易耐震診断
「簡易耐震診断」は市町村などで定期的(無料)に行われています。また財団法人日本建築防災協会でも‘我が家の耐震診断’と題してご自分で簡易的に自宅の耐震レベルを知る事が出来ますので、ご活用ください。
一般耐震診断
次に「一般耐震診断」で、ここからが耐震診断士が行う診断です。
図面や現地での目視による調査を行い劣化度も考慮して行う診断で、市町村での耐震診断の補助金申請では必須の診断になります。
精密耐震診断
そして「精密耐震診断」。
この診断はさらに精密に壁に使われている資材や基礎の位置、木材の緊結など得られる情報を全て入れるので目視で確認出来ない箇所では稀に壊して確認する事もあります。
そしてこの診断では、耐震改修に向けての方向性を示します。ほとんどの場合は壁の補強がメインとなりますが、それに付随する劣化箇所の修復なども含まれます。
費用に関しては、一般耐震診断で15万円前後。
精密耐震診断では、25万円前後が多いようですが、診断を行う場合は費用の確認をしてから行うようにしてください。また診断は市町村に登録している‘耐震診断士’にお願いしてください。
次回は改修についても少しお話を。